散り行く華は潔く、
少女の祈りと共に散れ。
嗚呼、今宵も。彼女は君に眠りつく。
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※適当で都合の良い設定
井戸から脱出した後、
白狐のオバナは双子の鬼霊たるノゾミ&ミカゲからツヅラ達を守るも命絶えてしまった。
葛は言霊使いに覚醒し、ノゾミ達を返り討ちにするも・・・代償は大きかった。
古屋に戻った、桂と葛達はサクヤと烏月とちゃぶ台を囲み、
双子をどうするか考えていた。
捏造注意w
――――――――――――――――
烏月「しかし、あの双子は相当に強力な存在らしいな。参った・・。」
サクヤ「鏡に取り憑いた霊なら、鏡わったら良くね?」
烏月「その通り、だけど、どうやって探すんだ。
貴女の野生の感か?」
深夜、4人はちゃぶ台を囲み、色々と話していた。
これからの事、今までの事。
桂はふと葛に目をやる。
もふもふの尻尾と耳が生えた葛は、今やオバナと1つに成ったのだろうか?
今まで葛と共に居たオバナの、
突然の存在昇華をまだ小さい彼女は受け入れられるのか。
肉親を無くした桂は思った。
葛はひたすら下を向いて座っている。
桂「あの~、お二人さん。
会議中に悪いですが、葛ちゃんが眠そうだから、お布団の準備してあげて良いですか?」
サクヤ「そうだな、葛はもう疲れたろ。
お眠り。」
烏月「サクヤと二人なら話が進まないだろうから私も寝るよ。」
桂「それが布団3人分しか・・。」
烏月「私は畳で寝るよ。 あの野犬なら外で寝れるだろうが・・・。」
サクヤ「こういうのは、年寄り優先なんだよ。悪いね。」
桂はすっかり眠っていた葛を抱き抱えると、個室に運んだ。
――――――――――――――
――――――――――――
布団を敷いて葛を寝かせた。
桂(途中で起きるかも・・。今夜は隣で、寝て上げよう)
桂は自分の部屋から布団を持ってきた、
そして葛のすぐ隣に敷いた。
電気を消して、床につく。
葛にはもう狐耳が生えて無かった。
こんな小さな体で彼女は色々な試練に耐えていたと考えると、
桂は胸が熱くなった。
若杉のしがらみや打算だらけの世界からの逃亡、彼女は何を求めていたのか。
私も寝ようと思った。
そしたら。
葛「ケイおね―さん・・・。」
葛はか弱い声で囁いた。
桂「・・・何? 葛ちゃん、どうしたの」
葛「オバナは、私のせいで死んだのでしょうか?」
桂は少し戸惑った。
何て言えば良いのか?
気にしないでとか、そんな事無いよなんて言っても気休めにも成らない。
桂は知っていた。
葛「私は他人と居たら駄目なのでしょうか・・。オバナは死んじゃうし。
桂姉さんを変な事件に巻き込むし。
私は・・・誰かと居たら・・・」
桂「違うよ・・。
葛ちゃん、オバナちゃんは葛ちゃんを守りたくて、それで・・・」
葛がすすり泣いたのが分かった。
葛「でゃけど・・。オバナはもう・・。」泣きじゃくり方はまだ少し子供らしさが有った。
葛「オバナはもう居ないんだ。
あんなに可愛いオバナに・・・私、怒っちゃったよ。」
彼女が初めて見せた弱さだった。
葛「オバナが居た頃、私は幸せだったのに、
私はそれを精一杯感じて無かった。
毎日、いつまでもオバナと居られると思っていた。」
桂「あのさ、葛ちゃん、オバナちゃんは死んだけど・・。
ツヅラちゃんの中では生きていると思うの。
その力もオバナちゃんを通して、得られたのかもしれないし・・。
(よく分かんないけど)
全てのエネルギーは不滅だし、
葛ちゃんがオバナちゃんを思い、
葛ちゃんが成長出来たならば・・。」
葛は泣いたままだった。
桂は葛の布団に入って、
葛を寝ながら抱き締めた。
今まで、毎日居たオバナだが、
居なくなってから初めてその重要性に気がついたのだ。
桂はよしよしと背中を撫でた。
葛「桂お姉さん・・・。」
桂「何? 葛ちゃん・・・。」
葛「何だか、桂お姉さんがお母さんみたいだなぁって思ったんです。」
桂「葛ちゃん・・。私も、葛ちゃんが妹みたいだって思ったよ。
よく色々と耐えた成って、思ったんだ・・。
私も誰かにこんな風にされた気がする、
だから今、優しく葛ちゃんにしてあげられるんだと思う。」
葛「お姉さん・・・今、私が泣いたのは、誰にも言わないでくださいね。
・・・オバナは私を守ってくれました。
だから、私は生き延びた者として、言霊の力を・・・・。」
葛の小さい体は震えていた。
この小さくて若い身体に多くの歴史や琢磨が詰まっているのだ。
葛は頬に涙の跡をつけて、眠った。
桂は葛ちゃんを抱いたまま深い眠りについた。
葛何か寝言を言ったような気がした。
しかし、桂には良く聞こえなかった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その夜、
桂はある夢を見た。
大切な人が居なくなってしまった悲しみが、再び蘇る。
その夢は古い小屋のような場所で、
双子の子供が、封印された鏡を見つけるシーンから始まるのだった。

井戸から脱出した後、
白狐のオバナは双子の鬼霊たるノゾミ&ミカゲからツヅラ達を守るも命絶えてしまった。
葛は言霊使いに覚醒し、ノゾミ達を返り討ちにするも・・・代償は大きかった。
古屋に戻った、桂と葛達はサクヤと烏月とちゃぶ台を囲み、
双子をどうするか考えていた。
捏造注意w
――――――――――――――――
烏月「しかし、あの双子は相当に強力な存在らしいな。参った・・。」
サクヤ「鏡に取り憑いた霊なら、鏡わったら良くね?」
烏月「その通り、だけど、どうやって探すんだ。
貴女の野生の感か?」
深夜、4人はちゃぶ台を囲み、色々と話していた。
これからの事、今までの事。
桂はふと葛に目をやる。
もふもふの尻尾と耳が生えた葛は、今やオバナと1つに成ったのだろうか?
今まで葛と共に居たオバナの、
突然の存在昇華をまだ小さい彼女は受け入れられるのか。
肉親を無くした桂は思った。
葛はひたすら下を向いて座っている。
桂「あの~、お二人さん。
会議中に悪いですが、葛ちゃんが眠そうだから、お布団の準備してあげて良いですか?」
サクヤ「そうだな、葛はもう疲れたろ。
お眠り。」
烏月「サクヤと二人なら話が進まないだろうから私も寝るよ。」
桂「それが布団3人分しか・・。」
烏月「私は畳で寝るよ。 あの野犬なら外で寝れるだろうが・・・。」
サクヤ「こういうのは、年寄り優先なんだよ。悪いね。」
桂はすっかり眠っていた葛を抱き抱えると、個室に運んだ。
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布団を敷いて葛を寝かせた。
桂(途中で起きるかも・・。今夜は隣で、寝て上げよう)
桂は自分の部屋から布団を持ってきた、
そして葛のすぐ隣に敷いた。
電気を消して、床につく。
葛にはもう狐耳が生えて無かった。
こんな小さな体で彼女は色々な試練に耐えていたと考えると、
桂は胸が熱くなった。
若杉のしがらみや打算だらけの世界からの逃亡、彼女は何を求めていたのか。
私も寝ようと思った。
そしたら。
葛「ケイおね―さん・・・。」
葛はか弱い声で囁いた。
桂「・・・何? 葛ちゃん、どうしたの」
葛「オバナは、私のせいで死んだのでしょうか?」
桂は少し戸惑った。
何て言えば良いのか?
気にしないでとか、そんな事無いよなんて言っても気休めにも成らない。
桂は知っていた。
葛「私は他人と居たら駄目なのでしょうか・・。オバナは死んじゃうし。
桂姉さんを変な事件に巻き込むし。
私は・・・誰かと居たら・・・」
桂「違うよ・・。
葛ちゃん、オバナちゃんは葛ちゃんを守りたくて、それで・・・」
葛がすすり泣いたのが分かった。
葛「でゃけど・・。オバナはもう・・。」泣きじゃくり方はまだ少し子供らしさが有った。
葛「オバナはもう居ないんだ。
あんなに可愛いオバナに・・・私、怒っちゃったよ。」
彼女が初めて見せた弱さだった。
葛「オバナが居た頃、私は幸せだったのに、
私はそれを精一杯感じて無かった。
毎日、いつまでもオバナと居られると思っていた。」
桂「あのさ、葛ちゃん、オバナちゃんは死んだけど・・。
ツヅラちゃんの中では生きていると思うの。
その力もオバナちゃんを通して、得られたのかもしれないし・・。
(よく分かんないけど)
全てのエネルギーは不滅だし、
葛ちゃんがオバナちゃんを思い、
葛ちゃんが成長出来たならば・・。」
葛は泣いたままだった。
桂は葛の布団に入って、
葛を寝ながら抱き締めた。
今まで、毎日居たオバナだが、
居なくなってから初めてその重要性に気がついたのだ。
桂はよしよしと背中を撫でた。
葛「桂お姉さん・・・。」
桂「何? 葛ちゃん・・・。」
葛「何だか、桂お姉さんがお母さんみたいだなぁって思ったんです。」
桂「葛ちゃん・・。私も、葛ちゃんが妹みたいだって思ったよ。
よく色々と耐えた成って、思ったんだ・・。
私も誰かにこんな風にされた気がする、
だから今、優しく葛ちゃんにしてあげられるんだと思う。」
葛「お姉さん・・・今、私が泣いたのは、誰にも言わないでくださいね。
・・・オバナは私を守ってくれました。
だから、私は生き延びた者として、言霊の力を・・・・。」
葛の小さい体は震えていた。
この小さくて若い身体に多くの歴史や琢磨が詰まっているのだ。
葛は頬に涙の跡をつけて、眠った。
桂は葛ちゃんを抱いたまま深い眠りについた。
葛何か寝言を言ったような気がした。
しかし、桂には良く聞こえなかった。
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その夜、
桂はある夢を見た。
大切な人が居なくなってしまった悲しみが、再び蘇る。
その夢は古い小屋のような場所で、
双子の子供が、封印された鏡を見つけるシーンから始まるのだった。
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プロフィール
21歳。
実家のカレー屋に勤務。
最終学歴は北嵯峨高等学校。
つまり高卒さ。(^o^)ゝ
ぱっとしない平和な人生を歩む。
人生は難解だからこそ、神に預けよう(謎の台詞)
☆家族
父・母・妹・犬で4人家族犬付き。
☆性格
やや短気。感情的に成りがち。
せっかち。
↑直すように努力したい・・、orz
HN:
紅月乃夜
性別:
非公開
自己紹介:
☆独り言
人間は自分の内面に向かい、
性格を直すために生きているのか。
ならば私にやれる事はひとつ。
毎日を真面目に生きる事だ。
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