散り行く華は潔く、
少女の祈りと共に散れ。
嗚呼、今宵も。彼女は君に眠りつく。
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「赤い維糸・別偏」
赤い維新に行くルートで、烏月との好感度が低いと、こちらに成る。
――――――――――
(桂さん、貴女との絆は、
・・・この程度で切れやしないよ。)
私は銀色に光る愛刀をか細い首に当てた。
桂さんが居ない、現世なら生きていても意味が無い。
私は桂さんと共に逝こう、
黄泉へ。
例え私の行く先が、地獄道だろうと、
彼女が居ないなら、この世から私は消えるのは私の願いだ。
大切な人を何度も斬った私は、いつでも死ねる悲しみの断片を集めて、心の奥底に貯蔵している。
普段は義務や使命感により、思い出さないようにしているだけで。
柚明「待ってくだい。
烏月さん、貴女は悪くないわ。」
私は冷めた声で、どこか儚く、すべてを諦めた身軽さを伴いながら答える。
「そうですね、柚明さん。
私は悪く有りません。
私は勤めを果たしただけです。
しかし桂さんが、朽ち果てた今や何の未練は有りません。」
柚明「だけど、・・。
桂ちゃんは体を失っただけで・・。霊の部分は、」
私は月を見て、自分の死んだ精神の一部が蘇生して行くのを確認した。
しかし悲しみは癒えないのだ。
「違いますよ、柚明さん。
理屈や科学では有りません。
私は、桂さんが心から好きでした。
これは私へのけじめであり、
愛の証・・。」
柚明「そんな、後を追っても桂ちゃんが悲しむだけです。」
私は闇夜に光る何かを見た。
青く光るストラップ、
それは桂さんのポケットから落ちたであろう携帯電話についていた。
私はそれを拾い、外し、ストラップの青が純粋さの塊だと確認した。
私は希望とか夢という言葉が嫌いだった、
悲しみが現実に起きた時に、役に立たなかったからだ。
私は桂さんのストラップを腕にはめてみた。
なぜ、そうしたのか分からない。
何となく、その行動を取ったのだ。
私は闇夜の先を見て、星を眺めた。
「桂さん、私はもう鬼に成るしか無いようだ。
この傷を背負って私は、鬼切りの鬼として生きて行く。」
私は、どうせ100年以内に死ぬ。ならば、鬼を一匹でも仕留めるのも良いだろう。
これは希望では無い、悲しみを背負った、私の孤独な戦いだ。
そして、貴女と会うことは、現実に居る限り無いだろう。
私は、闇夜の中を歩き出した。
月夜の光りが悲しすぎて、
自害する気すら無くなった。
柚明「どこに行くのですか、烏月さん。」
私は闇の中を歩いて行く、
月夜の下、どこまでも。
―――――――――――
そして2年後。
永遠に癒えない、悲しみを背負って私は生きている。
癒しは必要ない。
傷とともに生きて行こう。
(桂さん。 まだ覚えているよ。貴女との誓いは。)
私は相変わらず、鬼切りを続けた。
この職に専念するために、学校は辞めた。
そして、私の左には、若い新人の青年が居た。
見習い「烏月さん。本当にこんな暗い道を通るんですか。」
漆黒の林道を前に彼は狼狽(ウロタ)えていた。
「当たり前だ。 このくらいを恐怖するなら、先が思いやられる。」
「すみません。でも怖いですよ。強い、魍魎の気配がします。」
「最初はみんなそんな物だ。行くぞ。」
私は漆黒の林のを歩く。
すると、得体の知れない悲鳴を上げて、影が私の隣に飛び出して来た。
(まず一匹目。)
この感じだと10匹は居るだろう。
私は銀色の愛刀で闇を切り裂いた。
私は鬼切り部の中でも、最も優秀な者として称えられた。
しかし、私にはそんな物は無価値だった。
千羽党の長に成る実力はあれど、関心が無かった。
私は癒しがたい傷と、いつまでも純粋な桂さんの思い出を今も持っている。
「桂さん。命尽きるまで、私は貴女を覚えているよ。」
私は、漆黒の中で、全てを捨てた気持ちで、闇を斬って行く。
私の後をついてくる、あの見習いもいつか私のように深い傷を背負うのだろうか。
だとしたら鬼切りとな何なのか。
鬼切り部こそが真の鬼霊では無いか。
いな、考えるのはよそう。
私には関係が無いことだ。
私には左腕に光る、青い輝きが全ての世界なのだから。
END「消えない血痕」
==あとがき===
烏月×桂は純愛過ぎて泣ける。
しかし、心中エンドはやはり神でした。
30回くらい玉手箱で見ました。
あくまでも架空エンド妄想なのでSSとしてはグダグダかな?
赤い維新に行くルートで、烏月との好感度が低いと、こちらに成る。
――――――――――
(桂さん、貴女との絆は、
・・・この程度で切れやしないよ。)
私は銀色に光る愛刀をか細い首に当てた。
桂さんが居ない、現世なら生きていても意味が無い。
私は桂さんと共に逝こう、
黄泉へ。
例え私の行く先が、地獄道だろうと、
彼女が居ないなら、この世から私は消えるのは私の願いだ。
大切な人を何度も斬った私は、いつでも死ねる悲しみの断片を集めて、心の奥底に貯蔵している。
普段は義務や使命感により、思い出さないようにしているだけで。
柚明「待ってくだい。
烏月さん、貴女は悪くないわ。」
私は冷めた声で、どこか儚く、すべてを諦めた身軽さを伴いながら答える。
「そうですね、柚明さん。
私は悪く有りません。
私は勤めを果たしただけです。
しかし桂さんが、朽ち果てた今や何の未練は有りません。」
柚明「だけど、・・。
桂ちゃんは体を失っただけで・・。霊の部分は、」
私は月を見て、自分の死んだ精神の一部が蘇生して行くのを確認した。
しかし悲しみは癒えないのだ。
「違いますよ、柚明さん。
理屈や科学では有りません。
私は、桂さんが心から好きでした。
これは私へのけじめであり、
愛の証・・。」
柚明「そんな、後を追っても桂ちゃんが悲しむだけです。」
私は闇夜に光る何かを見た。
青く光るストラップ、
それは桂さんのポケットから落ちたであろう携帯電話についていた。
私はそれを拾い、外し、ストラップの青が純粋さの塊だと確認した。
私は希望とか夢という言葉が嫌いだった、
悲しみが現実に起きた時に、役に立たなかったからだ。
私は桂さんのストラップを腕にはめてみた。
なぜ、そうしたのか分からない。
何となく、その行動を取ったのだ。
私は闇夜の先を見て、星を眺めた。
「桂さん、私はもう鬼に成るしか無いようだ。
この傷を背負って私は、鬼切りの鬼として生きて行く。」
私は、どうせ100年以内に死ぬ。ならば、鬼を一匹でも仕留めるのも良いだろう。
これは希望では無い、悲しみを背負った、私の孤独な戦いだ。
そして、貴女と会うことは、現実に居る限り無いだろう。
私は、闇夜の中を歩き出した。
月夜の光りが悲しすぎて、
自害する気すら無くなった。
柚明「どこに行くのですか、烏月さん。」
私は闇の中を歩いて行く、
月夜の下、どこまでも。
―――――――――――
そして2年後。
永遠に癒えない、悲しみを背負って私は生きている。
癒しは必要ない。
傷とともに生きて行こう。
(桂さん。 まだ覚えているよ。貴女との誓いは。)
私は相変わらず、鬼切りを続けた。
この職に専念するために、学校は辞めた。
そして、私の左には、若い新人の青年が居た。
見習い「烏月さん。本当にこんな暗い道を通るんですか。」
漆黒の林道を前に彼は狼狽(ウロタ)えていた。
「当たり前だ。 このくらいを恐怖するなら、先が思いやられる。」
「すみません。でも怖いですよ。強い、魍魎の気配がします。」
「最初はみんなそんな物だ。行くぞ。」
私は漆黒の林のを歩く。
すると、得体の知れない悲鳴を上げて、影が私の隣に飛び出して来た。
(まず一匹目。)
この感じだと10匹は居るだろう。
私は銀色の愛刀で闇を切り裂いた。
私は鬼切り部の中でも、最も優秀な者として称えられた。
しかし、私にはそんな物は無価値だった。
千羽党の長に成る実力はあれど、関心が無かった。
私は癒しがたい傷と、いつまでも純粋な桂さんの思い出を今も持っている。
「桂さん。命尽きるまで、私は貴女を覚えているよ。」
私は、漆黒の中で、全てを捨てた気持ちで、闇を斬って行く。
私の後をついてくる、あの見習いもいつか私のように深い傷を背負うのだろうか。
だとしたら鬼切りとな何なのか。
鬼切り部こそが真の鬼霊では無いか。
いな、考えるのはよそう。
私には関係が無いことだ。
私には左腕に光る、青い輝きが全ての世界なのだから。
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==あとがき===
烏月×桂は純愛過ぎて泣ける。
しかし、心中エンドはやはり神でした。
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あくまでも架空エンド妄想なのでSSとしてはグダグダかな?
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プロフィール
21歳。
実家のカレー屋に勤務。
最終学歴は北嵯峨高等学校。
つまり高卒さ。(^o^)ゝ
ぱっとしない平和な人生を歩む。
人生は難解だからこそ、神に預けよう(謎の台詞)
☆家族
父・母・妹・犬で4人家族犬付き。
☆性格
やや短気。感情的に成りがち。
せっかち。
↑直すように努力したい・・、orz
HN:
紅月乃夜
性別:
非公開
自己紹介:
☆独り言
人間は自分の内面に向かい、
性格を直すために生きているのか。
ならば私にやれる事はひとつ。
毎日を真面目に生きる事だ。
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